今回は牛乳缶について書きます。
家庭学校には他の児童自立支援施設には見られない変わった当番があります。
それは「牛乳缶」と呼ばれる当番です。
何度かお伝えしているとおり、家庭学校は施設内で酪農が行われている(児童自立支援施設としては)他に類のない所です。
「牛乳缶」当番の生徒達は、夕作業の時間に空の牛乳缶を牛舎に持っていき、翌朝、起床後すぐの朝作業の時間に牛乳缶を取りに来ます。
缶の中には、昨晩、もしくはその場で絞られたばかりの牛乳が入っています。
毎朝、当番の生徒達は牛乳缶を片手にやって来ては、その日の朝に飲む牛乳を寮舎に運んできます(写真の牛乳缶は本校OB職員の手作りです)。
もちろん牛乳が苦手な生徒もいますが、一度煮立たせた牛乳を生徒達は毎日残すことなく飲んでいます。
牛乳は成長期の生徒達の体を丈夫にしてくれています。
「牛乳缶」当番の生徒は、明日もみんなのために牛舎に向かいます。