2011年2月27日日曜日

冬の薪割り作業























 
 皆さんこんにちは。
 写真の様子は、夕作業時の薪割りの様子です。
 
 家庭学校は生徒用の風呂は薪で沸かしています。
 燃料である薪は、本校の山から山林部が切り出してきたものを使います(カラマツ・トドマツ・白樺等)。
 玉切りにされた材を、写真のように生徒がナタや手斧で次々と割っていきます。
 割った薪は薪小屋に保管され、1年ほど乾燥させてから使われます。
 
 将来の生徒のために、今の生徒達が一生懸命に薪を割っていました。

日曜礼拝(2月27日)

 皆さんこんにちは。
 今日は朝から冷え込みました。

 午前中は日曜礼拝が行われました。
 司式は本校職員の渡辺でした。

 聖書から『ルカによる福音書17章20節』を引用し、「目に見えない存在を意識することの大切さ」についての話がありました。
 家庭学校は他の児童自立支援施設と大きく異なり、宗教的な色合いを表に出している学校です。それは、校祖留岡幸助先生の意向でもありました。
 
 一週間の自分達の行いを落ち着いて振り返るためにも礼拝の時間は私達にとって何より大切な時間なのです。
 明日から、また新たな気持ちで生徒と共に頑張りたいと思います。

2011年2月26日土曜日

2月26日

 皆さんこんにちは。
 ここ数日、ころころ変わっていた天候も今日は落ち着きました。

 今日は土曜日日課です。
 終日寮毎に過ごしました。
 午後から体育館で楽しそうに体を動かしていました。
 

2011年2月25日金曜日

体育館の大掃除

 皆さんこんにちは。
 昨日の日気温は10度以上まで上がったそうです。
 屋根上のほとんどの雪は下に落ちました。
 3月下旬並の気温だったそうです。
 一転、今日は朝から粉雪が降り、気温も一気に下がりました。

 写真は昨日の午後の総合学習時の作業風景です。
 校内管理部では体育館の大掃除を行いました。
 体育館の天井に挟まったゴムボールや、バトミントンのシャトルを取り除きました。
 足場を組み、しっかりと安全に気をつけながら1カ所1カ所丁寧に取り除いていきました。

 3月末には卒業式があります。
 会場は体育館です。
 晴れの舞台にふさわしくなるように今のうちから、体育館を綺麗な状態にしていきたいです。

2011年2月23日水曜日

スキー大会・回転・寮対抗リレー


































 皆さんこんにちは。
 先程のブログでお伝えした通り、今日は日中にかけてスキー大会が行われました。
 午前中は回転競技・午後は寮対抗リレーが行われました。

 午前中の回転競技は神社山の頂上から23~25本のポールを小回りの間隔で通過していく競技です。
 大回転同様スキーのテクニックが試される競技でした。
 生徒達は転倒したり、溝にはまり混んだりと難しい状況の中でも、何とかあきらめずにチャレンジしました。

 午後は寮対抗リレーが行われました。
 寮から6人のメンバーを選抜して競い合いました。
 楽山寮裏の牧草地を通過し、神社山の中腹まで一気に登るという非常にハードなコースで、バトンタッチをし終わった後、しばらくの間全く立つことも出来ないほど全力で取り組んだ生徒も沢山いました。
 優勝は石上館でしたが、どの寮も自分の寮やそれ以外のメンバーが滑っているのを大きな声で応援し続けている姿が印象的でした。
 リレー終了後は女性職員手作りのお汁粉が振る舞われました。 

 今日のスキー競技をもって、今年度のスキー大会の全てが終了しました。
 距離・滑降・大回転・回転の個人4種目の中で、学年毎の個人順位が決まります。
 
 大会を通じてどの生徒も確実にスキーが上手になりました。 
 また仲間と必死に競い合い、励まし合う中で生徒達は沢山の「学び」を得たような気がします。
 生徒の皆さん本当にお疲れ様でした。

家庭学校の味噌汁

 皆さんこんにちは。
 暖かな日が続きます。
 
 今日は午前午後共にスキー大会でした(スキー大会のレポートはこの後お伝えします)。

 お昼の給食棟では味噌汁が出ました。
 味噌は家庭学校手作りの2年ものの米味噌で、具材には昨年の春に家庭学校の山で採れたワラビが入っていました。
 ワラビは昨年の春に、本校生徒と職員が平和山で収穫したもので、収穫後すぐに塩漬けしておいたものです。
 塩漬けしておいたワラビはあく抜きする必要は無く、水で戻してそのまま使用するそうです。
 出来上がった味噌汁は家庭学校オリジナルのもので、私も大好きです。
 生徒達は午前中の健闘もあり、美味しそうに味噌汁のおかわりをしていました。

2011年2月22日火曜日

給食棟の雛飾り

 皆さんこんにちは。
 暖かい日が続きます。

 今日の日課は午前学習、午後総合学習でした。
 間近に迫った高校入試に向けて、中学3年生は午後から連日面接練習を行っています。
 何とか頑張ってほしいものです。

 写真にあるのは給食棟に飾られた雛飾りです。
 給食棟の雰囲気が一気に華やかになりました。
 詳しい年数は分かりませんが、昭和30年代から40年代のいずれかにかけて、北大の当時の助産婦学校の星屋先生から寄贈されたものです。
 毎年、ひな祭りが近くなると女性職員が中心になり、本校給食棟に設置をします。
 家庭学校に入所している生徒は男子のみですが、雛飾りは私達に年中行事の意味や大切さを教えてくれます。
 大事にしたいものです。

2011年2月21日月曜日

ゆっくりとした雪解け

















 皆さんこんにちは。
 今日の早朝は随分と冷え込んだものの、日中は気温が上がりました。
 道路の雪が溶け始めました。

 雪像展も終わり、生徒は少しだけ疲れた様子も見せつつ、久しぶりに午前本館学習、午後総合学習の日課に戻りました。
 久しぶりの総合学習で体を動かせることに生徒達は喜んでいました。
 山作業、酪農作業、除雪、砂まき、味噌小屋作業と、それぞれの場所に元気よく向かって行きました。

 上の2枚の写真は柏葉寮の谷間から撮った写真です。
 下の写真は今日の午後からの総合学習時に撮った写真で、上の写真は1年前の4月に同じ場所から撮影したものです。1月ほど前は、この谷はすっぽりと深い雪に覆われて、川の形は全く確認できなかったのに、雪が溶けるにつれて少しずつその姿が見えてきました。
 春に向かうにつれて、徐々に徐々に雪が溶けていく様子が(何となく)お分かりいただけるかなと思っています。
 
 今週の遠軽は木曜日をピークに徐々に気温が上がるそうです。
 厳しい冬を過ごしたお陰で、春への期待が高まります。

2011年2月18日金曜日

2010年度雪像展





















































 


 皆さんこんにちは。
 午前中からの吹雪は、午後になっても収まる気配を見せませんでした。
 1番下の犬の写真にあるように、吹き付ける雪に思わず埋もれてしまうような天候でした。 

 午後からは雪像展が実施されました。
 まず、1時半から2時半までの間に、分校職員、家庭学校のフリー職員が中心になり各雪像の採点を行いました。採点基準は整理・立体感・アイディア・技術、調和の4項目で、それぞれ4点を上限にして、16点満点で採点が行われました。採点結果は、来週頭に発表される予定です。
 その後、寮単位で各寮の雪像を見学しました。
 生徒は雪像展まで、基本的に他寮の雪像を見ることは出来ないことになっているので、自分の寮以外の雪像を見ることをとても楽しみにしていました。
 
 一色懸命作った生徒の雪像は、一つ一つとても見応えがあるものばかりでした。
 今回、ウェブ上ではわずかな作品しか掲載できませんが、生徒のがんばりはお分かりいただけたのではないかと思います。雪像は上の作品から「イッカク」「範馬刃牙」「台座にのる天使」「うさぎ・・・2011・・・兎」というタイトルです。

 生徒の皆さん、快くご協力頂いた分校職員の皆様に心からお疲れ様といいたいです。
 本当にお疲れ様でした!

参考雪像


















 皆さんこんにちは。
 今朝は粉雪が降っていました。

 本日の午後からいよいよ雪像展が行われます。
 雪積みから始め、講習会、夜までの雪像作り等、それぞれ道のりは大変だったことと思います。
 雪像展は本日午後から実施予定ですので、午前中は最後の仕上げと、雪像周りや寮周りの除雪をみんな行いました。
 雪像周りの除雪はとても大切です。周りが綺麗なだけで、雪像の見栄えが良くなるからです。
 各寮、一生懸命に除雪と最後の仕上げに力を注いでいました。

 写真は、職員の参考作品です。
 上の写真は左から家庭学校(留岡幸助先生胸像)・分校(大阪城)・分校(目玉の親父の入浴)の雪像です。
 実際の幸助先生の胸像はもちろんピースはしておりませんが(笑)特徴がよく表れています。
 分校の先生方の作品も力作揃いです。
 中央の大阪城は細部まで良く彫り込まれており、しゃちほこの飾りも丁寧に細工がされています。
 目玉の親父も良くできています。
 登校の際に、生徒達はこれらの参考作品を見ては自分達のアイデアをふくらませていったようです。

 午後からはいよいよ雪像審査です。楽しみです。

2011年2月17日木曜日

雪像展に向けて


















 皆さんこんにちは。
 今日も日中の気温が上がり、地面の土が見え始めています。
 
 雪像展に向けて本格的に取り組みが続きます。
 下の写真は、昨日の夕方の寮の様子です。
 夕方以降気温が一気に下がるので、その時間帯に合わせて雪像に濡れた雪(シャーベット)を付着させているのでしょう。日中はどうしても気温が上がり、細かな細工をすると、雪像が崩れたりするおそれもあり、あえてこの時間帯に取り組んでいるようです。寮によっては、夜の10時過ぎまで取り組んでいた生徒もいたようです。

 今日の日中は、午前午後ともに、本館学習は無く、各寮雪像作りに取り組みました。
 上の写真は雪像の事前審査の様子です。
 ひとむれ会3役(理事長・副理事長・書記)の生徒が各寮を回り、一人一人の雪像の寸法を測ります。
 雪像展には、サイズについて厳密な規定があります。
 例えば、台の面積については、中学生以上は30㎝以上、50㎝以内。像の高さは、台より2メートル以内等です。事前のオリエンテーションの中でそれらのことは伝えてあるのですが、どうしても雪像を作っていく過程の中で、像の高さが高くなりすぎたりと色々と問題が出てくることがあります。
 これらの規定をきちんとクリアしているのか、生徒の代表である理事生徒が事前確認を行いました(もちろん規定をオーバーしている部分については削ったりして、サイズを合わせなければいけません)。
 
 雪像作りもいよいよラストスパートに入っています。
 一人一人思いを込めた雪像が出来上がりそうです。

2011年2月16日水曜日

校外スキー学習

 皆さんこんにちは。
 天気予報に反して、今日の日中は大分暖かくなり、穏やかな天候となりました。
 所々、道路の雪は溶けはじめ、屋根の雪も随分と落ちてきました。春の兆しを感じさせる一日でした。
 
 今日は街にあるスキー場でスキー学習を行いました。
 朝から全校で大型バスに乗り、スキー場に向かいました。
 学習中は班毎に分かれ、それぞれ目一杯スキーを楽しみました。
 それにしても、生徒のスキーの上達スピードには本当に驚かされます。ほとんど初心者からスタートした生徒も、山の頂上の最難関コースから何本も滑り降りてきました。
 大人が何年もかかってマスターすることを、生徒はわずか1シーズンでマスターしてしまうのですから本当に驚きです。
 9時から午後の3時まで、休み時間もほとんどとらずにスキー漬けだったにも関わらず、「まだ滑りたいです」と多くの生徒達は話していました。
 大きなケガもなく、全員で無事に校外スキー学習を終えることが出来て本当に良かったと思いました。

2011年2月15日火曜日

2月の誕生会

 皆さんこんにちは。
 今朝も大いに冷え込みました。
 この所、日中は温かいのに朝はぐっと冷え込みます。
 一日を通して寒暖差が激しいので、体がついていかずに体調を崩す生徒もいます。
 皆さんもお気をつけ下さい。
 
 本日夕方6時から、給食棟で2月の誕生会が行われました。
 司会は柏葉寮の生徒がつとめました。
 誕生者は生徒1名、職員1名でした。
 1年のうちで最も誕生者が少ない月だったかもしれません(多いときは15名位になります)。
 いつものように女性職員の手作りのご馳走を食べ、生徒・職員が出し物を出し合うお楽しみ会をみんなで楽しみました。
 和やかな雰囲気の中、豆のつかみ取り、歌、似顔絵ゲーム、生徒のダンスソロ、職員のギター演奏と大いに盛り上がりました。今回は2人の職員がギターの弾き語りをしたのですが、1人は山崎まさよしの「one more time one more chance」で(押尾コータローのソロもありました。この先生は、分校の先生なのですが、とてもギターが上手く、毎回みんなを楽しませてくれます)、もう1人は岡林信康の「私たちの望むものは」でした。もちろん、後者の曲をしっている生徒はいませんでしたが、本格的なフォークソングの弾き語りに会場いる全ての人達が、真剣に耳を傾けていました。私も感動してしまいました。
 今日も多くの人達の暖かい気持ちが集まって、2月の誕生者を祝えたことに感謝したいと思います。

2011年2月14日月曜日

昔の雪像展・その2

皆さんこんにちは。
 昨日の吹雪も何とか収まり、日中は穏やかな天候に戻りました。

 先週に引き続き、今日の午後からは生徒達はそれぞれの雪像製作に取り組んでいます。
 生徒によって進度のばらつきはあるものの、少しずつ少しずつ作品が出来上がる様子が分かります。
 
 今回は昔の雪像展についてご紹介します。
 昭和50年頃の朗読文の中に、当時の雪像展についての様子がよく分かる文章がありましたので、一部を転載したいと思います。当時の時代背景等、イメージしにくい部分もあると思いますが、仲間と共に一生懸命雪像を作り上げていった当時の雰囲気がよく描かれていると思います。

 
 『雪像コンクール』
 
 『また今年も、雪像大会が目の前に迫って来て、僕たちの寮でも雪を積む作業が終わりに近づいて来て、今度は積んだ雪を削る作業に、取りかかろうとしています。そこで、昨年を振り返ってみますと、昨年は向陽寮で、ぼくが入校して間もなかったので、雪像を自分達の手で作るなんて考えてもみませんでした。そこで3つのグループで作り、僕たちのグループは、もう卒業したA君とB君と、その頃入校して来たばかりのC君の4人で作ることになった。それから朝作業の時には、手の先が凍りそうになるのをがまんして、雪をスキーでふんでは、今まで見たこともない大きなのこで、四角く切っては積んで、積んでは中に雪を放り込んで、放り込んではふんづけて、それの繰り返しで、毎朝、毎夜、雪像を作るのがいやになり、そうしているうちに、いよいよけずることになった。けずる時にはまず、チャコで積んだ雪の上に、えびす様の絵を書いて、少しけずった。そうしたところ、しっぱいして、今度は場所をかえて、また作り直すことにした。その頃ほかのグループでは、もうだいたい作り終わり、僕は、こんなことで雪像ができるのかと心配になった。そこで夜みんながテレビを見て楽しんでいる時に、僕達のグループだけはテレビもみないで、今度は作る物もかえて、港の灯台を作ることにして、朝の寒いとき、夜のしばれる時、ろうそく1本つけて、どんどん積んでいき、今度は回りだけ積んで中は雪を入れないで、どんどん積んでいったところ、また失敗してしまった。ところが、失敗した時はコンクールの一日前だった。そこで又場所を変えてつくることにした。場所は前にえびす様を作っていた所が、雪が少し積んであったので、そこはさらに積んで灯台を作ることにした。それからは、もう必死で積み上げて、夜にはみんなが手伝ってくれて、火を焚いて明るくして、手が凍りそうになるのをがまんして、午前一時まで雪像を作って、ようやくだいたいでき上がった。僕達は賞にははいんないと思ってあきらめていたのが、作った物が大きかったのか、賞に入ってとてもうれしかった。そこで、今年は、昨年の経験をいかして、のこりすくない日を大事につかって、みんなのびっくりするような物を作りたい。』
 ※本文中に登場する実名については表記を変えて掲載してあります。

吹雪・朗読会


















 皆さんこんにちは。
 昨日から吹き荒れた吹雪は今朝になってもおさまりませんでした。
 強い風は朝から吹き荒れ、降り積もる雪は生徒達の膝の高さまで積もりました。
 皆さんのお住まいの地域の天候はいかがでしょうか。

 今日は日曜礼拝に合わせて、毎月恒例の朗読会も行われました。
 礼拝司式は校長が行い、聖書のマルコによる福音書『最も重要な掟』を引用しながら「誰かを大切にすることが、ひいては自分を大切にすることであり、そこから多くの人達に幸運が運ばれる」という話をしました。
 朗読会では4名の生徒が発表しました。
 今回は、始めて朗読文を読む生徒が3名、卒業を控え、これまでに複数回読んだことある生徒が1名でした。
 まもなく卒業を迎える生徒は、朗読文の中で、1年半に及ぶ、自分の家庭学校での生活を振り返り、周りの支えに対する感謝と自らの成長の実感を述べていました。
 生徒の内面の成長と共に、その文章から語られる言葉の重みは確実に違ってきます。
 そのことを強く感じました。

 夕方、一時的に雪が降り止んだ家庭学校も、今、また吹雪き始めました。
 皆様もどうか気まぐれな天候にくれぐれもご注意下さい。

2011年2月12日土曜日

昔の雪像展

 皆さんこんにちは。
 今日は全国的に雪模様なのでしょうか。
 家庭学校も今朝から小雪が舞っており、溶けかかっていた路面も再び凍結し始めています。
 転倒に注意したいと思います。
 
 さて、写真にあるのは昔の家庭学校の雪像展の様子です。
 写真の人物は本校職員の斉藤で、撮影場所は洗心寮です。
 今から40年ほど前の写真です。
 家庭学校の雪像展の歴史は古く、いつから雪像展がスタートしたのかは定かではないのですが、その昔は写真の通り、寮単位で一基の雪像を作っていたようです。
 高さも横幅もあり、非常に迫力があります。
 (今札幌で行われている雪祭りは、おそらく機械の力も大分入っているのではと思いますが、)10人程度の人数でやったとは言え、人力で雪積みから始めて、ここまで造りあげるとは驚きです。

 時代は変わり、現在は生徒一人一人が取り組めるようにと、一人一基の雪像作りに取り組んでいます。
 それぞれの生徒の思い思いの雪像が完成することを祈っています。

2011年2月10日木曜日

雪像作り

















 皆さんこんにちは。
 
 昨日に引き続き、午後からは寮毎に雪像作りに取り組みました。
 左の写真は柏葉寮前の様子です。
 寮前のスペースをうまく計算しながら、適度な間隔をとり、雪積みをした様子が分かります。
 赤い線はスプレーで印をつけたところです。
 大まかに印をつけた上で、生徒達は段々と雪を削っていきました。
 慎重に慎重に削る生徒もいれば、スコップでいきなり大きく削りだす生徒もいます。

 右側の写真は、望の岡分校の教職員の方々が作っている雪像です。
 さすがは先生達です。「目玉のおやじ」の特徴がはっきりでています。
 真ん中の像は一体なんでしょうか?今からのお楽しみですね。

 明日からは3連休です。
 生徒達は日中雪像作りに打ち込むことと思います。
 がんばりがうまく形になってくれればと思います。 

2011年2月9日水曜日

雪像製作

 午前中のスキー大会が終わり、午後からは全校で各自の雪像製作にあたりました。

 写真にあるのは、本館前の花壇に造られた参考作品用の雪像です。
 生徒の雪像作りの参考になるようにと、職員も雪像作りに取り組んでいます。
 生徒は毎日の登校の中で、徐々に出来上がっていく参考作品に刺激を受け、創作意欲を燃やしてくれればと思っています(家庭学校で1基、分校職員が協働で2基の雪像作りにあたっています)。
 
 ちなみに家庭学校職員が作る予定の雪像は留岡幸助先生の胸像です。
 制作過程を出来るだけご報告していきたいと思っていますので、どうぞ楽しみにしてください。

スキー大会・大回転


















 皆さんこんにちは。
 日に日に暖かくなってきているのが分かります。
 あれほど長く厳しいと思っていた冬の中にいても、もう春の兆しを感じるようになりました。
 
 本日午前中、本校神社山で、スキー大会の大回転競技が行われました。
 大回転競技は神社山の頂上から、10本のポールを交互にかわしながらゴールに向い、そのタイムを競い合う競技です。
 家庭学校ではポールとポールの間隔が広くなる、いわゆる大回りが「大回転」、狭くなる、いわゆる小回りをメインとした競技を「回転」と呼んでいます。

 連日の気温の上昇もあってか、今日のゲレンデの状態は少し悪い状態でした。
 競技開始前に全校生徒でコース整備を実施するところからスタートしました。
 
 競技は左回り、右回りの合計2本の合計タイムを換算して競い合いました。
 上手な生徒はポールすれすれを狙いながらどんどん攻める形でタイムを競い合いました。
 スキーに慣れていない生徒はおっかなびっくりと少しずつ少しずつそろそろと滑ってきましたが、誰一人棄権することなく最後まで滑りきることが出来ました。
 
 競技後は、本校女性職員手作りの甘酒が生徒に振る舞われました。
 競技に夢中になった生徒達は皆おいしそうに甘酒をおかわりしていました。

2011年2月7日月曜日

牛乳缶

 皆さんこんにちは。
 今回は牛乳缶について書きます。
 家庭学校には他の児童自立支援施設には見られない変わった当番があります。
 それは「牛乳缶」と呼ばれる当番です。
 何度かお伝えしているとおり、家庭学校は施設内で酪農が行われている(児童自立支援施設としては)他に類のない所です。
 「牛乳缶」当番の生徒達は、夕作業の時間に空の牛乳缶を牛舎に持っていき、翌朝、起床後すぐの朝作業の時間に牛乳缶を取りに来ます。
 缶の中には、昨晩、もしくはその場で絞られたばかりの牛乳が入っています。
 毎朝、当番の生徒達は牛乳缶を片手にやって来ては、その日の朝に飲む牛乳を寮舎に運んできます(写真の牛乳缶は本校OB職員の手作りです)。
 もちろん牛乳が苦手な生徒もいますが、一度煮立たせた牛乳を生徒達は毎日残すことなく飲んでいます。
 牛乳は成長期の生徒達の体を丈夫にしてくれています。
 「牛乳缶」当番の生徒は、明日もみんなのために牛舎に向かいます。

雪像講習会

 皆さんこんにちは。
 立春を境に少しずつ暖かくなってきているのを感じます。

 本日午後からは、本校音楽室にて「雪像展に向けての講習会」が行われました。
 全校生徒が出席しました。
 はじめに本校職員の渡辺の方から、全校生徒に向けて雪像作りのポイント、設計上のアドバイス等が説明されました。写真にあるとおり、立体を造る上で土台をどこに置くか、迫力を見せるためにはどのようにするべきか、雪像作りに欠かせないポイントが説明されました。
 生徒達は身を乗り出して聞き入っていました。
 その後、審査基準や注意事項、ルール、マナーについての説明がありました。
 
 札幌ではちょうど今日から雪祭りがスタートしたようです。
 (もちろん規模や完成度、スケールに違いはあるものの、)テレビ中継を見たりしながら、生徒達には出来るだけ良いものを造りたいという意欲を持ってもらいたいですし、何よりこの時期、この季節にしか出来ない行事の醍醐味を十分味わってもらいたいと思っています。

2011年2月6日日曜日

2月6日の礼拝

 皆さんこんにちは。
 今日の午前中は日曜日の礼拝が行われました。
 司式は本校職員の伊藤が行いました。
 聖書の引用を通じて「働くこと」「食べること」「感謝をすること」についてのお話がありました。
 昨日の平和山での礼拝から続きましが、生徒は皆真剣な表情でお話に聞き入っていました。

 午後からは、神社山でスキーのリフトを動かしました。
 昨日もスキー大会があったにも関わらず、生徒達は元気な様子でスキーを楽しんでいました。

2011年2月5日土曜日

平和山記念登山(留夫幸助先生命日)・スキー大会滑降競技


















 皆さんこんにちは。
 ここ数日の気温の上昇とはうって変わり、今朝は朝から冷え込み、沢山の小雪が舞っていました。
 
 2月5日の今日は、校祖留岡幸助先生の本命日です。
 先生は、今から77年前、昭和9年2月5日にお亡くなりになりました。
 
 家庭学校ではこの本命日である2月5日は特別な日だと考えています。
 今日は朝8時半にグランドに集合し、平和山の登山道から全員で頂上まで登りました。
 今月3日に行われたリハーサル同様、スキー靴を履いての雪山登山は大変でしたが、小学生も含め誰一人脱落することなく、頂上まで登り切ることができました。
 頂上では、幸助先生の位牌の前で賛美歌312番を歌い、聖書を読みました。
 幸助先生を偲び、家庭学校生徒の幸せを祈る貴重な時間となりました。

 その後、頂上のスタート台から(小学生は中間点から)、滑降競技が開始されました。
 ここ数日の雪解けと、今朝からの降雪でリハーサルと比べて、コースの状態が大きく変化していました。
 そのためか、リハーサルと大きく順位が入れ変わるという波乱もありましたが、生徒はそれぞれ全力を尽くしたようです。

 2月5日の記念すべきこの日に、例年通り、平和山記念登山を実施出来たことに心から感謝したいと思います。

小鳥の森


 今日は小雪のぱらつく中、家庭学校の敷地内で美しい小鳥を見かけました。
 尾羽の先が黄色いのでキレンジャクです。同じ姿で尾羽の先が赤いヒレンジャクが来ることもあります。毎年この時期に集団で飛来し、2、3日すると姿を見かけなくなります。
 家庭学校の敷地の多くの部分は鳥獣保護区に指定されており、様々な自然の生物を見つけることができます。

2011年2月4日金曜日

学習ひとむれ会

 皆さんこんにちは。
 今日は立春でした。
 寒い日が続いた遠軽も昨日今日と、日中は随分と気温が上がりました。

 今日の午前中は、平常通りの学習、午後からは漢字検定と学習ひとむれ会が実施されました。

 学習ひとむれ会とは、毎月実施されている取り組みです。
 家庭学校生として、分校の授業への取り組み状況をみんなで確認し合い、モチベーションを高めることが狙いです。

 月毎の本館学習に対する一人一人の目標発表が行われました。
 また、(生徒代表である)理事の生徒による月目標発表(今回は「忘れ物をしない」でした)・2月の学習についての注意点等が話し合われました。
 
 2月はあっという間に過ぎていきます。
 生徒一人一人が地元の学校に戻ったときに必要とされる力を、家庭学校での学習を通して、大いに学び取ってくれればと思っています。

2011年2月3日木曜日

雪像準備・雪積み


 















 皆さんこんにちは。

 今日は午後から随分と暖かくなりました。
 久しぶりの暖かい天候に、皆ちょっとだけ体の緊張がほぐれたようです。
 
 写真にあるのは雪像の雪積み作業の様子です。
 家庭学校では、毎年2月の中旬に雪像展を行います。
 雪が多く、また冷え込みの激しいこの地方ならではの素敵な行事だと思います。
 雪像は、寮単位ではなく、生徒一人ずつが作品を作ります。
 2㍍×2㍍の雪の立方体をつくり、そこからそれぞれオリジナルの雪像を作っていきます。
 
 積んでいく雪の量から考えると、これはかなり大変な作業です。
 まして、一人一体の像を造っていく訳ですから、相当な知力と体力、気力が要求されます。
 それでも、ここまで力を入れて作品を造っていく中で、生徒は様々な工夫をしたり、他の生徒に刺激をされて、さらに頑張ったりと様々な学びを経験します。

 写真のように、コンパネで枠をつくり、そこに雪を投げ込んでは、生徒が上から踏んでいきます。
 積み込んだ雪を上からギュッと踏み込むと、立派な雪のブロックの出来上がりです。

 右側の写真は木枠で囲んだ雪の上に生徒が乗っかり、踏み込んでいる様子です。
 一晩おいておくと、寒さのお陰でブロックがギュッと固まります。

 全員で協力しながら、寮生全員のブロックを一つひとつ造りあげていました。

スキー大会・滑降リハーサル

 皆さんこんにちは。
 今回は先日行われたスキー大会・滑降リハーサルについてご報告したいと思います。
 昨日の午後から、本校平和山でスキー大会の滑降リハーサルが行われました。
 家庭学校では、毎月5日は校祖留岡幸助先生の月命日として、全校で朝から平和山に登り、頂上で礼拝を行います(本命日は2月5日です)。
 滑降競技は、平和山の頂上からふもとのゴールまで一気に滑降する競技です。

 この日はリハーサルなので、平和山の頂上までみんなでスキー靴を履きながら登りました(これだけでもかなり大変でした)。
 スキーの板は写真のようにスノーモービルで運搬しました。
 
 学校行事としては余りにもダイナミックなこの競技。
 生徒は大自然の中、楽しみながらリハーサルに取り組んでいました。

2011年2月1日火曜日

冬の作業

 皆さんこんにちは。
 厳しい寒さが続きます。

 今日から2月に入りました。
 月の初日ということもあり、今日は身体計測(身長・体重・胸囲)が行われました。
 生徒は成長期まっただ中です。
 自分の身長・体重がどれくらい伸びてきているのか、気になって仕方のない様子です。

 午後からは総合学習でした。
 各班、除雪の作業が中心となったようです。

 写真は屋根の雪下ろしをしているところです。
 連日、テレビで放映されているとおり、日本海側を中心に驚く程の降雪です。
 日本海側の雪と比べて、遠軽の雪は水分が少なくさらっとしているのが特徴なのではないでしょうか。

 安全を第一に考えながら、少しずつ屋根の雪を降ろしていきました。
 寒い日が続いていますが、休むことなく一生懸命に取り組むことができました。