2011年3月15日火曜日

礼拝堂の鐘

 写真にあるのは、かつて本校礼拝堂に設置されていた鐘です。
 礼拝堂の老朽化に伴い、鐘を支えることができなくなり、一時的に取り外されていました。
 その後、礼拝堂とは別な場所に保管してあったのですが、つい先日、本館に運び入れられました。

 この鐘の歴史は比較的新しく、昭和33年8月24日のひとむれ(187号)の中に『創立44周年記念並びに礼拝堂鐘献納式』の記事が特集されていることから、この時期に設置をされたことが分かります。
 また、昭和34年の9月24日のひとむれ(第200号)には、以下のような記述があり、遙かアメリカから渡ってきたことが分かります。
 『礼拝堂のタワーの鳴りひびく鐘は、札幌の組合教会の宣教師ローランド先生の斡旋により、アメリカより買い入れたが、戦争中供出したので、一時、鐘の鳴りひびかざる岡となったが、昨年、ローランド先生の令嬢、ミセスレン先生のお世話により、8月アメリカの篤志家の方々の寄贈で、再び鳴りひびく岡となり、学校一同感激している次第である』

 鐘に関する正確な情報については、まだまだ調査中です。
 今後色々と分かり次第お伝えします。