2011年3月30日水曜日

送別



こんにちは。
暖かい日が続き雪解けもずいぶん進みました。遠軽の地ももうすぐ本格的な春の到来です。
春といえば別れの季節でもあります。生徒の卒業も続いていますが、今日は職員の送別がありました。
家庭学校ウェブサイトの立ち上げに尽力し、この職員日記にも多くを執筆した荒木が公立学校の教員となるため退職します。また望の岡分校で家庭学校の生徒たちのために教鞭を執っていただいた結城先生が別の学校へ異動となります。
本館前に全生徒、職員が集まり、お互いにお別れの言葉を交わしました。家庭学校では、送別の際には賛美歌の405番「かみともにいまして」を歌うのが慣例となっており、今日も全員で斉唱しました。
お二人には、いっそうのご健勝をお祈りします。
また会う日まで。


2011年3月28日月曜日

チーズ



皆さんこんにちは。家庭学校酪農部では年に数回、チーズ製造をします。写真のチーズは、半硬質のゴーダタイプチーズで、昨日、生乳を加工して形に詰めて、今日、食塩をまぶしたところです。この後、数ヶ月の間、熟成させて生徒や職員の食卓に並びます。
チーズ製造は年に数回、他の仕事の合間をみて行うので、あまり沢山の量は作れません。貴重な一品です。

2011年3月21日月曜日

2010年度卒業証書授与式


















 


 午後から2010年度の卒業証書授与式が行われました。
 他の卒業式の様子は分かりませんが、家庭学校らしくあたたかい雰囲気に包まれた、生徒一人一人の顔が見える素敵な卒業式だったと思います。
 
 準備と進行を進めてくださった分校の先生方には心より感謝しています。
 
 卒業式では16名の生徒が卒業証書を受け取りました。
 16名の生徒の卒業式を祝うために、児童相談所や出身学校の教諭、それから保護者達等、多くの関係者の方々が来訪してくださいました。
 生徒は良い表情をしていました。

 被災地の中で何とか卒業式を迎えた小学生、中学生のことを思うと、今日こうしてみんなで卒業式を無事に挙行できたことは何よりの幸せです。
 巣立っていく生徒達の今後の成長を心より願っています。
 
 

卒業のあいさつ

 今日の午後から卒業式が行われました。
 それに先立ち、卒業式と同時に退所する生徒達が給食棟で挨拶を行いました。

 自分の今までの家庭学校の生活を振り返り、感謝の気持ちを伝えていきました。

 終わりと同時に、次のスタートが始まります。

 それでも、ひとまずここでの生活を終えた生徒達は本当によく頑張ったと思います。
 お疲れ様でした。

2011年3月19日土曜日

卒業式の準備





















 昨日で、地震からちょうど一週間が経過しました。
 校舎が水没したり、行方不明者が相次いだりと、そんな苦しい状況の中でも、被災地では、周りの方々の暖かい支えのもと卒業式が執り行われている様子をテレビで見ます。

 私達に出来ることは、今目の前にいる生徒のために、しっかりと卒業式を行うことだと思いました。

 家庭学校では卒業式の準備が着々と進んでいます。
 写真にあるのは会場である体育館の飾り付けです。
 分校の先生方の進行のもと、生徒達みんなで一色懸命飾り付けをしました。
 
 良い卒業式を迎えられることを願います。

2011年3月17日木曜日

3月誕生会





















  本日夕方より3月の誕生会が行われました。

 東日本、東北で今も被災生活を送られている方々のことを思うと、こうして無事に皆が会に集い、誕生者を祝えることに何より感謝の気持ちを持たなければならないと思っています。
 
 一つ一つ、今、生徒のためにしなければならないことをやっていきたいと思います。

2011年3月16日水曜日

卒業式の練習





















 朝から雪が降り続いていました。
 
 今日は午後から卒業式の全体練習が行われました。
 中卒生も含めて全員が参加をし、正しい礼の仕方や姿勢についての指導がなされました。

 生徒達は皆緊張した表情で取り組んでいました。

2011年3月15日火曜日

スキーリフト

 写真にあるのは、スキーリフト用のエンジンです。
 神社山でのスキー学習で生徒達を何度となく山頂へ運んでくれました。
 本日午前中、中卒生が大変な思いをしながら降ろしてくれました。
 お疲れ様でした。
 リフトが降ろされた神社山は、この後牧草地になります。
 
 春が待ち遠しいです。
 

礼拝堂の鐘

 写真にあるのは、かつて本校礼拝堂に設置されていた鐘です。
 礼拝堂の老朽化に伴い、鐘を支えることができなくなり、一時的に取り外されていました。
 その後、礼拝堂とは別な場所に保管してあったのですが、つい先日、本館に運び入れられました。

 この鐘の歴史は比較的新しく、昭和33年8月24日のひとむれ(187号)の中に『創立44周年記念並びに礼拝堂鐘献納式』の記事が特集されていることから、この時期に設置をされたことが分かります。
 また、昭和34年の9月24日のひとむれ(第200号)には、以下のような記述があり、遙かアメリカから渡ってきたことが分かります。
 『礼拝堂のタワーの鳴りひびく鐘は、札幌の組合教会の宣教師ローランド先生の斡旋により、アメリカより買い入れたが、戦争中供出したので、一時、鐘の鳴りひびかざる岡となったが、昨年、ローランド先生の令嬢、ミセスレン先生のお世話により、8月アメリカの篤志家の方々の寄贈で、再び鳴りひびく岡となり、学校一同感激している次第である』

 鐘に関する正確な情報については、まだまだ調査中です。
 今後色々と分かり次第お伝えします。

2011年3月14日月曜日

グランド雪わり

















  



 本日午後からは、総合学習の時間でした。
 生徒はそれぞれの班で作業活動に取り組みました。

 写真にあるのはグランドの雪わりをしている所です。
 冬の間、深い雪に覆われている本校のグランドは、春が訪れ、気温が上昇してもなかなか雪が溶けません。
 写真にあるように、所々グランドの雪を掘り返し、地面を露出させます。
 太陽の光が当たると、露出箇所を中心に、周りの雪が溶け出すという寸法です。

 3月になり日が長くなってきたとはいえ、遠軽はまだまだ雪の中にあります。
 雪を掘りながら、春の訪れを待ちたいと思います。

バックステージの飾り

 引き続き、卒業式の装飾の関する話題です。
 
 土日を挟んで、今朝体育館に行って見ると驚きました。
 バックステージ一面に沢山の桜の花びらが咲いていました。
 分校の装飾担当の職員が週末にかけて一気に仕上げたそうです。
 数え切れないほどの桜の花が卒業を迎える生徒を祝福しているかのようです。
 
 
 
 

漢字一文字~卒業にあたっての思い

 写真にあるのは、生徒が「卒業にあたっての思い」を漢字一文字で毛筆で書いている所です。
 この「一文字」はバックステージに飾りつけられます。
 本年度は、小中合わせて16名の生徒が卒業式を迎えます。
 16名それぞれが思い思いに取り組みました。

 生徒達はこれからの自分の生き方に、希望や不安、様々な思いをいだいていることと思います。
 例えば写真にある「生」という字には、「自分らしく生きる」という決意が込められています。
 他には、「誠実に生きていきたいから」という思いを込めて「誠」、どこまでも進んでいくという決意を表すために「飛」等、一人一人それぞれの思いを込めました。

 全ての字が揃って飾られるところを、早く見たいです。

朗読会

 皆さんこんにちは。
 被災された皆様には心よりお見舞い申し上げます。
 重ねて申し上げますが、幸い、家庭学校には今回の地震の影響は無く、生徒職員共々無事に生活しております。
 
 職員日記もしばらくの間、閉鎖しようとも考えましたが、今の私達に出来ることは、現在学校が無事であり、生徒達がいつも通りの生活を送っている様子を伝えることだと思いました。

 被災された方々には心よりお見舞い申し上げると共に、一刻も早く復興がなされることを祈ります。

 そして、私達家庭学校も生徒の安心安全な暮らしのために、今できることを精一杯行っていきたいと思います。

 写真にあるのは、日曜日に行われた朗読会の様子です。
 4名の生徒が朗読文を読みました。
 卒業を控えた生徒、入校後3ヶ月の生徒、それぞれが今の自分の気持ちを読み上げました。

 朗読会の後は校長の司式による礼拝が行われました。
 礼拝の中では、今回の地震の被災者の方々に対する復興を皆で祈りました。
 礼拝を通して、生徒職員一人一人が今回の震災の重みについて考えました。

2011年3月12日土曜日

被災者の方々へ

 皆さんこんにちは。
 ご存じの通り、昨日東日本を中心に大規模な地震が発生しました。
 道内も太平洋側を中心として津波の影響があり、今なお被害が続いています。
 幸い、家庭学校にはこれらの影響は無く、生徒職員共々無事な状態で、普段通りの生活を送ることが出来ています。
 被災された皆様には心よりお見舞い申し上げます。
 また、一日も早い復興がなされることをお祈り申し上げます。

2011年3月8日火曜日

卒業式・会場装飾

















 




 皆さんこんにちは。
 今朝は、まとまった雪が降りました。
 もう春だと思って油断をしていると、まとまった雪が降る、毎年この繰り返しです。
 それでも春の訪れが近いのか、積もった雪はすぐに溶けてしまいました。

 前回に引き続き、写真にあるのは卒業式の会場装飾です。
 分校の会場装飾の職員ががんばってくださり、少しずつ装飾がなされていく様子が分かります。
 
 バックステージに大きな文字が入りました。
 『未来は自分の中にある』
 この言葉には、以下の意味が込められているそうです(『60秒言葉のセラピー』黒田クロ 漫遊書・文より)。
 
【今、目の前に起きたことは中立。
 善し悪しは、自分の心の中にある。

 済んだことと、他人は変えられないが、
 これからと自分は変えられる。
 これからすることは、何のため、誰のため、
 何を残すためか常に考えていると、
 自分の願った方向へ、物事が進む。
 人生は偶然ではなく必然です。

 物事に対する、自分の意識がどこにあるかで
 気づきの差がでるようだ。】

 卒業を控えた小学6年生、中学校3年生だけではなく、家庭学校で生活している全ての生徒にこの言葉が届いてくれることを祈ります。

2011年3月4日金曜日

調理実習

















 
 
 

 




 皆さんこんにちは。
 
 午後から中学校3年生クラスで調理実習が行われました。
 クラスの中の数名は高校受験のために不在でしたが、その他のメンバーで楽しく行えたようです。
 ちなみに作成メニューは、おにぎり、味噌汁、ショウガ焼きでした。
 
 それぞれ楽しんで取り組めたようです。

卒業式の準備

 皆さんこんにちは。
 今朝は全道的に冷え込んだようです。
 朝からの吹雪が午後まで続きました。

 今日は、高校入試の2日目です。
 面接試験の出来はどうだったのでしょうか。
 
 3月は卒業式のシーズンです。
 写真は体育館のステージに飾りつけられ始めた舞台の装飾です。
 分校の担当の先生が少しずつ準備を進めてくださっています。
 
 昨年から、家庭学校は望の岡分校と共催で卒業賞授与式を一斉に行うようになりました。
 従来は、出身学校の校長先生や担任の先生が個別に訪問して下さり、卒業証書を授与するという形態を取っていました。そのため、日によっては一日に2~3回も卒業賞授与式が行われていたこともありました。
 様々な理由があってのことでしょうから、そのことの是非についてはここでは論じませんが、私達家庭学校職員にとってもこのような一斉に行う卒業式は新鮮でもあります。
 生徒達の中には家庭学校で卒業証書授与式を迎えることに複雑な思いを抱いている生徒もいるでしょう。
 ただ、理由は何であれ、生徒の人生の一つの節目である卒業式を、全校職員・生徒を挙げて実施することには大きな意味があることと思っています。
 家庭学校生徒のために心のこもった式を実施出来ればと思っています。

2011年3月3日木曜日

冬の山作業























 
 皆さんこんにちは。
 今日は北海道の道立高校の入試日でした。
 それぞれ地元に戻って試験を受けている生徒達は、今日という日をどんな気持ちで迎えたのでしょうか。
 それぞれが悔いの無いように、力を出し切ってくれたことを願います。
 明日は面接試験です。
 今日の試験の出来が思うような結果でなくとも、明日また、気持ちを切り替えて臨んでくれればと思います。
 
 今日の本館は、午前・学年末試験、午後・総合学習でした。
 午前中の試験では、今年度受検をしない中学校3年生も取り組みました。
 すでに進路が決まっている生徒も最後の一踏ん張りと感じながら頑張っていました。

 午後はそれぞれ総合学習に臨みました。
 写真は、校内管理部で平和山登山道の脇にあるトドマツ林の除伐を行っている様子です。
 冬の山はその他の季節とまったく違った様子を私達に見せてくれます。
 時には腰まで雪に埋もれながらも、自然を感じながらみんなで汗を流しました。

2011年3月1日火曜日

突然の降雪

 皆さんこんにちは。
 昨日の朝、起きてみると突然の降雪に驚きました。
 暖かい日が続き、もうまとまった雪も降らないだろうと思って油断をしていました(もっとも、日中は気温が上がったため、積もった雪も今朝にはほとんど溶けてしまいました)。
 
 いよいよ3月に入りました。
 今週は道立高校の入試があります。
 進学希望の生徒達はそれぞれ一時的に地元に戻り、高校受験の準備を進めています。
 一人一人が自分の力を発揮できることを祈っています。